〔宗教法人実務研修会〕宗教法人の実務を学ぼう

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宗教法人実務研修会

画像はイメージです

宗教法人実務にこれから携わられる方なら一度は参加しておきたい研修。

それが、文化庁や各都道府県が主催する「宗教法人実務研修会」です。

宗教法人実務について実際に学ぼうと思うと、長年実務に精通している方からOJTなどで教えてもらうか、実務書を読み漁るしかないわけです。

宗教法人実務を体系的かつ短時間に実務を学ぶ機会というのは希少です。

全国で開催されている唯一の研修会と言えますので当ブログではこの宗教法人実務研修会について紹介します。

自由参加で参加の強制一切なし

この研修会の良いところは強制参加では一切ありません。

何年に1回は受講義務があるような国家資格ではないからです。

また、各宗教法人を運営しているのが包括宗教法人でない限り、小人数であることが多く任意参加にすることが理に適ってます。

ただ、毎年受講する必要はありませんが数年に1回でも時間があるときに聞きに行くのがいいでしょう。

何故なら、時事的な話題についても研修会内で触れることもあり宗教法人の社会問題など知ることは個々の宗教法人の運営にとって意義のあることです。

また法改正がある年もあります。

さらには将来的な法改正議論なども言及されることもあります。

基礎的な内容だけでなく、実務に精通した方にとっても再確認や新しい情報を得る機会になることもありますので、参加するに越したことはありません。

研修内容

それではどのような講義になるのか見ていきましょう。

実は2日にかけて実施されていて1日目と2日は内容が違います。

平成29年度の研修内容が公開されてます。

【1日目】

※研修日程は、1日目は13:00~16:55(12:00受付開始、12:30~12:55DVD「宗教法人の管理運営」上映(視聴は自由)

1.講義I「宗教法人の管理運営について」

文化庁から,規則変更の手続や財産処分等の管理運営における留意点について説明。

2.講義II「宗教法人の公益性について」

公益財団法人日本宗教連盟から,その活動内容等について説明。

3.講義III「税務の基礎知識」

国税局・税務署における実務の担当者から,宗教法人に関係の深い所得税や法人税等の税務処理における注意事項等について説明。

4.講義IV「登録免許税の非課税証明等」

開催県における実務の担当者から,事務手続及び留意点等について説明。

【2日目】

2日目は10:00~15:00(9:30受付開始)

1.講義「宗教法人の会計・税務及び宗教法人特有の会計税務処理」

2.会計演習「宗教活動会計と収益事業会計の記帳から計算書類作成まで」

宗教法人の会計・税務処理について豊富な経験のある税理士法人から,日常の会計処理の基本知識,会計書類の作成や税額の計算方法等について解説。

2日とも受講すべきか?

先ほども触れましたが、いずれの日程も強制参加ではありません。

いずれか1日のみの参加も可能という案内がありまして1日目だけ、2日目だけ受講という選択肢もあります。

やはりすべて受講すると2日がまるまる潰れてしまうので興味のある方、実務的に弱いほうなどどちらかを優先するというのでも良いかと思います。

特に2日目の宗教法人の会計処理、税務などは顧問の税理士さんを付けていて宗教法人の税務に精通されている先生であれば特に、受けなくて差し支えないでしょう。

税理士さんに直接聞いて理解すればよいわけですし、研修で行うことは一般論になり、宗教法人ごとに状況も違いますので、もし顧問税理士に依頼しておらず職員だけで対応しているところは受けておく方がよいでしょう。

税務のことで特に知っておくべきなのは法人税、所得税そして登録免許税のことです。

これらは1日目に集約されていますので、個人的には1日目は必ず受けるべきだと思います。

参加費用やテキスト代は無料?参加資格は?

参加費はいずれの日程も無料です。

さらに配布されるテキストも無料となっています。

必要なのは交通費ぐらいでしょうか。

開催場所によって遠方であれば交通費も結構かかるかもしれません。

ですので居住している都道府県で開催がある年のみ参加するというのもありでしょう。

これだけのボリュームの研修を無料で受講できるというのはお得感があります。

但しこの研修会、誰でも参加できるわけではありません。

実際に宗教法人に雇用されて事務担当者になられている方が対象です。

そして、原則として1法人に1名しか参加できません。

テキストだけ欲しい場合は?

宗教法人実務研修会で配布されている講義資料等は残部があるということで、希望する方は申し込みができます。

下記の方法ですが原則として、一人につき講義資料(計2点)を送ってもらえます。(複数部が必要な場合は,FAX宛てに問い合わせ)

提供する講義資料等

1.冊子『宗教法人実務研修会資料』(A5判206ページ)

2.冊子『宗教法人の会計・税務』(A4判81ページ)

申込み方法

もちろん申し込みができるのは基本的に宗教法人のみ(のはず…)です。

申し込み方法は文化庁のHPで案内が出ています。

残部があれば申し込みができます。

1.350円分の切手を貼った返信用の封筒(角型2号が適当)を下記連絡先まで送付してください。返信用の封筒の表書きには,送付先の住所及び御氏名とともに,左端に「ゆうメール」と朱書きしてください。

2.当方へお送りいただく封筒の表(左端)に「研修会講義資料等希望」と朱書きしてください。

連絡先
文化庁文化部宗務課宗教法人室法人係
住所〒100-8959東京都千代田区霞が関3-2-2
FAX03-6734-3819

文化庁においては,宗教法人等の法人事務担当者の方々を対象にし,宗教法人の管理運営の適正化に資するという趣旨の下,毎年度,標記研修会を全国9か所で開催しています。平成30年度の各地区における開催県は,以下のとおりです(いずれも文化庁と開催県の共催です)。

テキストだけ受け取っても実際に読まなければ意味がありません。

耳から情報を入れるほうが読むよりは楽、という方は是非研修会を受けてみてください。

実務に精通されている方も新たな発見があるかもしれません。