〔墓地に関する資格〕お墓ディレクターと墓地管理士

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どんな資格があるの?

画像はイメージです

どんな業界にも多かれ少なかれ、難しかれ易しかれ仕事をする上で必要な資格というのがあります。

経理部に配属されたら簿記を取得するよう会社から指示されることもありますし、保険会社で営業をされている方はFP(ファイナンシャル・プランニング技能士)を取得する方もいます。

資格がないと仕事ができないものや、少し箔を付ける程度のもの、業界内で通用する資格など資格の性質はそれぞれあります。

そんな中でお墓に関する資格とはどのようなものがあるのか紹介していきます。

資格には3種類ある

紹介する前にまず押さえておかないいけないのは資格には3種類があるということです。

大きく分けて国家資格、民間資格、公的資格の3つです。

国家資格

国家資格とは法律によって取得を義務付けていたり、取得しないとできない仕事が定められている資格です。

例えば宅地建物取引士は不動産売買や賃貸の仲介をする会社(宅地建物取引業者)では資格者を設置しないといけないと法律で定められています。

(宅地建物取引士の設置)
第31条の3 宅地建物取引業者は、その事務所その他国土交通省令で定める場所(以下この条及び第五十条第一項において「事務所等」という。)ごとに、事務所等の規模、業務内容等を考慮して国土交通省令で定める数の成年者である専任の宅地建物取引士を置かなければならない。
国家資格は一般的に見て転職・就職に有利であるとか、給与に反映されやすいなどメリットがありますがその反面、全般的に難易度が高いものが多く取得に時間を要します。

民間資格

民間資格は国家資格とは対照的に法律で定められていない資格です。
またその資格の価値はピンからキリまであり就職転職に有利なものから持っていても何らプラスにならないものまで様々です。

公的資格

公的資格は国家資格と民間資格の間に位置づけられた資格です。
例えば日本商工会議所が実施している日商簿記検定や実務技能検定協会の秘書検定など民間資格でも特に知名度が高く業界内で認知されているような資格になります。

参考ページ 資格の王道

日本で取得できる資格の概要をほとんど網羅。国家資格、公的資格、民間資格の資格の種類や、独立できる資格、情報処理の資格、福祉系の資格、地球を守る資格など資格の分野で取りたい資格をすぐに見つけられます。資格難易度も掲載。資格をとってライバルたちに差をつけよう!!掲載資格731種類!

墓地・石材業界では?

業界で代表的なものは2つあります。

墓地管理士とお墓ディレクターを紹介します。

これらの資格の主催団体には多くの墓石業者や宗教法人が会員となっていることもあり業界内では一定の権威があるとみられます。

その為、資格の分類としては公的資格と言ってもいいでしょう。

お墓ディレクター

一般社団法人 日本石材産業協会が認定する資格で、お墓に関する幅広い知識と教養を兼ね備えた人です。お墓ディレクターには、1級と2級があり、同協会が主催するお墓ディレクター検定試験に合格する事で取得することが出来ます。
検定試験では、お墓の種類や形状、歴史や文化、石材の種類や加工法、墓地、埋葬に関する法律、供養に関する知識など、お墓に関する幅広い知識が問われます。(お墓ディレクターHP抜粋)

主催

一般社団法人 日本石材産業協会

試験会場

札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の全国7会場

等級区分

1級・2級

受検資格

1級=実務経験3年以上の2級資格取得者
2級=実務経験は問わないが、お墓及びお墓の 関連業に携わる者

受験料

1級・2級ともに3万円(本会会員及び会員企業の従業員、または全建石会員は 18,000円)

墓地管理士

当協会は、霊園事業に携わる者の資質の向上と墓地の円滑かつ適正な管理、運営に資することを目的として、公営、民営の墓地管理者・職員、地方公共団体の職員、霊園の指定管理者等を網羅する広い範囲を対象として、毎年、墓地管理講習会を開催してまいりました。
これに対し、本通信教育は、適切な墓園事業の運営管理を実現するため、墓地経営者が信託するに値する専門職員としての墓地管理者、及びその業務を補佐する者を養成することを目的といたします。
そこで、本通信教育は、墓地管理講習会の修了者を対象に、同講習会での受講経験を踏まえ、墓地運営管理にかかわるより深いかつ実務的な知識と見識を修得していただけるようカリキュラムを設定するものであります。
なお、ここでいう墓地管理者とは、墓地、埋葬等に関する法律第12条に定める墓地等管理者を云います。(公益社団法人 全日本墓園協会HP抜粋)

主催

公益社団法人 全日本墓園協会

講習会場

建築会館

建築会館 | 日本建築学会

例年、建築会館を会場とされているようです。

等級区分

なし

受検資格

「墓地管理講習会」修了者で、墓地事業に携わる者及びその関係者

募集人数

40名

受講料

一般 30,000円  会員 25,000円(テキスト代等を含む)

お墓ディレクターと墓地管理士の違い

各資格の概要を紹介しましたがどう違うのかというと端的に

お墓ディレクターはお墓に関わる全ての業界人向けで

墓地管理士は墓地を管理する事業者、宗教法人、自治体職員向けの資格と言えます。

墓地、墓石の業界で事業をされている方は両方取得しておくとよいかと思います。

ただ、墓地管理士の方は募集人数が40名となっていますのでお墓ディレクターに比べて若干クローズな印象があります。

またお墓ディレクターの場合は受験会場が全国7会場ありますのでまず2級から受けてみて適性があると思ったら墓地管理士を検討してもいいでしょう。

宗教法人で墓地管理をされている方であれば墓地管理士のみ取得し管理のスペシャリストを目指すのも選択肢です。

いずれにしても資格は実務能力を証明するものです。

逆に資格取得のために勉強したことが実務に活かせるという側面もありますので、自分のためになると判断したら受験してみましょう。

まとめ

  • 資格には国家資格、民間資格、公的資格の3種類ありそれぞれの位置づけがある。
  • 代表的な資格としてお墓ディレクターと墓地管理士がある
  • お墓に携わる方は両方取得するのがおすすめです。業務内容や興味などを考慮していずれかを選ぶのも選択肢でしょう。