〔離檀料請求問題〕実際に増えているのか?

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離檀料請求の事案、実際に増えていますか??

お盆の時期は必ず報道される離檀料の話。

離檀料やそれにどう対応するかの記事は過去に書いたことがあります。

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離檀料について問題になっているのはここ数年の話ですが、そんなに増えているのでしょうか?

正直なところ疑問に感じています。

実際に離檀料を問題にしている記事が増えているというのは私自身も感じるところですが、離檀料請求の全国的な件数はどこも調査をしていないので分かりません。

仮に調査したとすれば近年増えているのかどうかというのは気になるところですが、数十年前に比べれば改葬自体が増えていますので、増えているのかもしれません。

いずれにしても年々増えているというのは言い過ぎではないかと考えています。

離檀料を取り上げた最近の記事

まず離檀料とは何かについてはご存知の方もいらっしゃるかと思いますので説明しますと、寺院境内墓地を墓じまいをする際に、住職さんから檀家を辞めるためには離檀料が必要という主張がなされ、支払わなければ改葬申請の際に必要な埋蔵証明書を発行されないといったトラブルです。

改葬申請は遺骨を別の墓地に移す際に必ず必要な手続き、改葬許可が出ないと遺骨の移動はできません。

厳密には埋蔵証明書がなければ必ず改葬できないかと言われればそういうわけでもありませんが…

離檀料というものはこれまでお世話になったお礼として一定の金銭を檀家が自主的に布施するものです。

昨今、住職さんから檀家さんに請求するケースが増えていると言われています。

そこで、このようなケースを取り上げた記事を探してみました。

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離檀料を〇〇万円要求されトラブルとなったケースが多く紹介されています。

この〇〇に入るのが、80万、100万、700万、1000万円と金額はそれぞれに違います。

が、いずれも法外な金額が踊っています。

金額も昨年までは1000万円は見たことがないのですが高額化がトレンドなのでしょうか。

これらのケースは実際にあるということは否定はしません。

しかし、離檀料を請求するケース事体、実際に増えているのでしょうか?

衛生行政報告例で改葬申請が増加しているのは明白ですので、それに比例してというのは考えられなくはないでしょう。

ここ数年でこのような離檀料請求のトラブルについては社会問題化しているため敢えて請求される住職さんというのは存在するか甚だ疑問です。

大半が良識のある住職さんですが、ごくまれにこのようなトラブルを生み出してしまう方も中にはいるのでしょう。

離檀料請求事例の数値を調査した資料などありましたら情報提供をお願いします。

礼を尽くす檀家も多数存在すること

そもそも離檀料には法的な根拠はありません。

むしろ、請求することでお布施としての性質を失い、墓じまいの対価としての支払いとなれば課税の対象になりえるでしょう。

離檀料問題が発生する理由の一つとして私は公平性や平等と言ったこともテーマになると考えています。

多くの檀家さんはこれまでお世話になったお礼をするはずです。

長いお付き合いがあればその傾向は顕著ではないでしょうか。

その為、檀家さんによっては自主的に数万~数十万円を寄付されるところもあるのでしょう。

普通はそこで問題は発生せず住職さんも気持ちよく埋蔵証明書を発行することになります。

一方で一部の墓じまい希望者の中に礼を尽くさない方もいらっしゃいます。

そのような比較の中で公平、平等にすべきという住職さんの良識が間違った方向に働くというのは考えられます。

このようなトラブルではなく気持ちよく離檀の際に布施をすることがニュースに上がらないのは何故でしょうか?

穿った見方かもしれませんが、寺院とりわけ住職や僧侶を貶める記事は受けがいいから?

トラブルはトラブルとして啓発、啓蒙していくことは良いのですが、この離檀料問題の根底にあるものは何かというところまで触れている記事は皆無と言っていいでしょう。

墓じまいを思いとどまらせる趣旨であったとしても、離檀料問題を取り上げる際は請求に至った詳しい経緯を説明すべきですし、離檀料請求が増えていると説明するのであればその根拠も示すべきです。

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