〔終活〕お墓の準備と生前建墓の注意点

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終活におけるお墓の準備

終活といえば「お墓」

と考えることと勝手に考えていますが実態は二の次、三の次、四の次というアンケート結果が出たというニュースがDIMEから報道されています。

仏事関連総合サービスのメモリアルアートの大野屋は、これからの人生を安心して豊かに過ごせるよう、葬儀や墓の事前準備や身のまわりの整理などの「終活」をサポートするセミナーを定期的に開催している。終活の...

このアンケートは仏事関連総合サービスのメモリアルアートの大野屋が2016年7月から12月の間に独自に開催した終活セミナーの参加者男女のべ190名に対して行ったもの。

メモリアルアートの大野屋はお墓業界では非常に有名な企業になりますので信頼性が高い情報と言えます。

実際はお墓以外にも手広く祭事事業をされています。

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アンケート結果から

回答者のほぼ半数となる48.2%が「年齢的に必要と感じた」と回答。

これは自発的に行ったものか、周囲からの勧めで必要と感じたのかで捉え方が変わってきますが半分の方が年齢を自覚され必要性を感じているということになります。

終活を始めた時期を調査したところ、「1か月以内」と「1~3年前」と回答した人が共に25%、次に「半年~1年前」が17%。

過去1年以内に終活を初めて方が全体の約7割という結果。

セミナーに参加される動機があるわけですから不思議ではありませんがやはり皆さんにとって身近な話で日ごろから考えているということでしょう。

終活の内容として、具体的にどのようなことを行なっているか調査をしたところ、「葬儀内容と資金」が29.5%、次に「持ち物整理」が23.2%、「介護・終末期医療の内容と資金」が19.9%、「財産の整理や相続準備」が17.4%、「お墓の準備」が6.7%、「今後のレジャーや生活費」が1.8%となった。

ここで初めてお墓の話が出てくるのですが終活の内容では「お墓の準備」が6.7%(5番目)となっています。

ここでお墓の準備というのは生前建墓であったり、代々あるお墓に入れるよう墓地管理者と話をしておく、寺院境内墓地であれば住職さんと話をしておくということかと思います。

それにしても少なすぎるなというのが印象です。

ただ大野屋さんは葬儀屋さんですしセミナー内容も葬儀や遺品整理の話が中心になるので仕方がないことと思います。

恐らく葬儀の話を聞いてからの回答でしょうから当然かもしれません。

終活で最も重要なこと

葬儀内容と資金、持ち物整理、介護・終末期医療の内容と資金、財産の整理や相続準備といった項目の中で最も重要なものは実際何か?

という質問があれば実はお墓ではありません。と答えます。

お墓は四の次までいかなくても二の次でもいいことです。

最も重要なことは財産整理と相続準備です。

何故ならこの問題は本人だけの問題ではなく周囲を巻き込む話だからです。

更に、準備をしないことで家族が争う可能性があり生前にしっかり話し合わなければなりません。

具体的には生前贈与や遺言書作成など家族への遺産をどのように残すか、分配するかということになります。

その上で、葬儀、お墓、遺品整理の話になるのではないかと思います。

生前建墓の落とし穴

生前建墓とは生前にお墓を立てることで寿陵とも呼ばれています。

生前建墓は縁起がいいものとされており、残された家族の負担を最小限にしたり、相続税対策もでき、いいことづくめのように聞こえます。

生前建墓でgoogleなどで検索をかけた場合、メリットが中心として語られることが多いのですが実は注意すべき点もあります。

今回は生前建墓で気を付けたいポイントをお知らせします。

注意点

祭祀承継者が生きてるとは限らない

そんなことは分かってます。

という声が聞こえてきそうですが、終わるまで何が起こるか分からないのが人生です。

考えたくはないのですが自らが先に亡くなると考えていても祭祀承継する予定だった長男などの家族が先に亡くなることもあります。

病気、事故、事件など若くして亡くなる場合もあります。

若いうちの生前建墓は慎重にすべきです。

だからと言って生前建墓に適齢期なるものも高齢化社会では考えるのも無意味です。

必ずその墓地に入れるとは限らない。

ということも考えて購入すべきです。

家族に迷惑をかけないという配慮は本当に配慮なのか

家族のために先に墓地を購入しておく。

この姿勢は非常によい心がけです。

墓地を探す手間をかけさせたくない、とにかく迷惑をかけるのが嫌だという考えは強いでしょう。

しかしよくよく考えると完全に迷惑をかけずに死ぬことは不可能なのです。

ピンピンコロリでも病死でもどんな理由であれ亡くなれば周囲に迷惑をかけることになります。

その中でお墓だけを先に選んでおくという配慮はその中で大きなウェイトを占めると言えるでしょうか。

また迷惑をかけずに亡くなることは、もはやこの現代ではありえない話でむしろ家族が故人のためにいろいろ考えを巡らせ墓地を選ぶことがよいというケースもあります。

その為、生前建墓は周囲の意見を踏まえて決めるべきです。

家族の反対を押し切るのはやめたほうがいいでしょう。

購入したらすぐに建立しないといけない墓地もある

墓地と墓石は別です。

墓地は墓石を建てる場所になりますが、その墓地を購入すれば何カ月以内に墓石を建立しないといけないとうルールが墓地によってあります。

場所だけ確保しておき建墓はしばらく様子を見てからという選択肢もあります。

それが許容された墓地か確認が必要です。

特に寺院境内墓地はすぐに建立を迫られることがあります。

公営墓地の場合

公営墓地の場合、遺骨が亡ければ墓地を購入できない、抽選に参加できないというケースがあります。

納骨したい方が優先されるのは当然と言えば当然です。

公営墓地は宗派に関係なく使用ができ、墓地使用料が安いというメリットがあります。

住民票がある世帯でないと使用できない等、使用できる方は限られてきますが毎回抽選となることがあり生前建墓が難しいのではないかと思われます。

その為、民間の墓地を購入するのが得策ですが比較的値が張ります。

重要なのは家族が円満であること

生前建墓の本質は家族の円満です。

生前建墓する墓地を選ぶ中で家族との団欒や話し合いをすることで家族の絆を強めたり、距離があった関係を修復するなどの目的であれば生前建墓する意味があるといえます。

これはケースバイケースですので一概には生前建墓がよいか悪いかは言えません。

しかしもしこれから生前建墓しようするのであれここで述べた注意点をしっかり検討してから決断しましょう。