〔納骨拒否!?〕離檀すると納骨を拒否されるケースとは

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離檀とは

墓じまいについていくつかの記事で説明してきましたが、墓じまいには離檀を伴います。

離檀をするとどうなるのか?

納骨にどのような影響があるのかを考えたいと思います。

檀家であることをやめることです。

そもそも檀家というものが一体どんなものかという話があります。

江戸時代から檀家制度というものがあり、この制度は檀家の葬祭供養を独占的に行うことを条件に結ばれた寺院と檀信徒の関係になります。

このような関係は現代でも続いています。

しかし形式的なものとして続いているという批判もあり仏教徒である自覚をあまり持たないまま檀信徒になっている人も多いはずです。

菩提寺・檀那寺

檀家となっている寺院のことを菩提寺や檀那寺と呼ばれています。

菩提寺は檀信徒の墓地を管理運営しているケースが多いです。

古くは江戸時代からある先祖代々の墓です。

墓地があるからこそ檀信徒になっている、逆に墓地がない人は檀信徒ではない

という考え方は根強いです。

墓地がなくても檀信徒であるというケースは最近増えてきている印象はありますがまだまだ墓地を持っていることは檀信徒の資格として重要な要素です。

墓じまいと離檀は同じか

厳密に墓地の使用権を寺院に返すことは離檀ではありません。

しかし先ほど述べたように墓地があるからこそ檀信徒であるという考え方が強い寺院はイコールと捉える場合があります。

使用規則や檀家契約書を確認する

離檀を原因として墓地の使用契約が解除されるかは檀家契約書や墓地使用規則を確認しましょう。

先祖代々の墓になるとその当時のことを知る人はいない場合が多く、檀家と寺の間でどのような約束になっていたか明確にならない場合の方が多いでしょう。

結局は信頼関係による

仮に別の宗派を信仰することになり、やむを得なく離檀する場合でも寺院側に説明を尽くし人間関係を維持していれば墓地の使用は辞めてほしいということにはならないでしょう。

しかし、一方的に寺院に墓じまいをするという話になれば一気に人間関係は崩壊し墓じまいをきっかけとした離檀になるでしょう。

納骨を拒むことは法律上できない

墓地、埋葬等に関する法律

第13条    墓地、納骨堂又は火葬場の管理者は、埋葬、埋蔵、収蔵又は火葬の求めを受けたときは、正当の理由がなければこれを拒んではならない。

墓地、埋葬等に関する法律13条を拠り所として離檀しても納骨はできることを主張することができるでしょう。

そこで正当の理由がどのようなものか考える必要があります。

判例上、有名なのは宗派と異なる典礼の納骨式や墓石の設置を求められたときです。

境内墓地のような寺院の敷地にある墓地で他宗派の典礼で納骨をすることはさすがに図々しい話です。

改宗離檀したとしても墓地がある寺院の法式を尊重しなければなりません。

まとめ

  • 墓じまい≠離檀
  • 墓地の返還を求められたら檀家契約書や墓地使用規則を確認
  • 離檀しても正当な理由なく納骨を拒むことはできない