〔ペット墓地〕株式会社でも運営できる?

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ペット墓地(霊園)の運営はどこがしているの?

墓地の経営主体は常に宗教法人という前提でこのブログではお伝えしてきましたが(実際には公益法人もありますが)ペット墓地の場合はちょっと事情が違いますよ

という話を取り上げます。

ペット墓地設置に関する要件については過去の記事で取り上げています。

〔ペット霊園〕設置するために必要な要件とは
ペット霊園のトラブルから ペット霊園がペット愛好家の間で利用されています。 愛犬、愛猫など身近に過ごした動物が亡くなれば手厚く弔いたいというのは人間の性です。 しかし、実はまだまだルール整備が行われているとはいえません。 人が利用する墓地や納骨堂ですらルールは大分整ってき...

過去の記事では取り上げていない経営主体の話ですが、ペット墓地って株式会社でも運営が可能ってご存知でしたか?

これまであまりペット墓地を取り扱っていないので勝手に宗教法人が運営しているイメージが強かったのですが実際は宗教法人以外が多いのではないかというくらい検索エンジンで「ペット墓地」を検索すると出てきます。

ただ、経営主体を明示していないサイトも多くあるため実際は宗教法人が運営しているのかそれ以外なのかはっきりしないケースがあります。


株式会社の運営が認められる理由

まず、ペットの墓地の設置をするには許可が必要なのか?

という問いがあれば「場所による」という回答になります。

何故ならまだ条例が整備されておらずペット墓地の設置に規制がないところもまだまだ多く存在します。

仮に規制があっても経営主体を限定するような規制は今のところありません。

その為、株式会社に限らず公益法人ではない社団法人や財団法人、組合、NPO法人なども運営が可能です。

ただ、ペット墓地事業に参入するメリットがあるのは宗教法人が人のための墓地と併せて行うケースやペットビジネスをしている事業者がペット墓地事業に参入するケース、捨て猫や捨て犬を減らすための活動をしているNPO法人など。もちろん、墓石業者も含まれます。

法人であれば無条件に参入できるというものでもないと考えられます。

人用の墓地と違い営利目的で事業を行うことを考えればある程度の採算性がないとうまみがないのは事実です。

人の墓地程の公共性はないのか?

昨今のペットブームから多くの場面で人と同等、それ以上の扱いをする飼い主が増えています。

ペットにブランド物の服を着せる、人間が食べる食事よりも高額な餌を与える、ペット用マッサージなど一部では行き過ぎと言えるぐらい、ペットに対する愛情をかけている方も多くいます。

このような背景からペット墓地にはある程度の公共性や永続性が望まれているのではないかと考えられます。

永続性とは一口に言っても人の墓地と同じように数百年単位のものでなくても、十年単位での運営を続けていくことが必要ではないかと考えられます。

何が言いたいかというと、このような傾向の高まりを受けると本当に株式会社に運営適格があるのかという疑問に行き着くわけです。

株式会社は利益を出し続ける必要があります。

もちろん、公共性のある事業をすることは自由ですがそれは株主に還元していくことが前提となります。

運営している中で株主へ還元できなくなるとどうなるかというと、事業を停止することが視野に入ってきます。

そのようなことを考えると公益法人や宗教法人と比べると株式会社になると利用者側から不安が出ても仕方がないのかなと思います。

経営主体の規制はできるか?

では今後、人の墓地と同じく経営主体を限定するような規制ができていくのでしょうか?

枚方市の宝塔のような事例が全国的に今後も続発するようであればありうるでしょう。

宝塔の事例については以下のnaverまとめサイトでまとまっています。

大阪府枚方市のペット霊園『宝塔(ほうとう)』利用者への告知が不十分なまま墓地の解体・撤去作業を進めているようです。こんな無責任なことが許されていいのでしょうか?

宝塔の事例では運営主体が表に出てきていません。

株式会社なのか宗教法人なのかも分からない状況です。

そもそも運営主体が表面化されない(表に出さなくても営業できる)仕組みに問題があったわけですが今後はその点も是正されるべきですし、株式会社よりも宗教法人、公益法人など、株式会社であっても適格性が審査されるべき状況なのかもしれません。

同時に信用のできるペット墓地とはどのような条件なのか利用者側も考える段階に入ってきていると言えるでしょう。

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