お墓×クラウドファンディング=?

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お墓×クラウドファンディング=?

クラウドファンディングという言葉をご存知ですか?

事業を開始する時の資金をインターネット経由で不特定多数の方から募集するサービスことです。

従来は、事業資金を調達しようとすると、銀行から融資を受けるとか、株式を購入してもらうなどの方法が定番でした。

このクラウドファンディングはこれまでの資金調達の方法に改革をもたらしたと言ってもいいでしょう。

念のためクラウドファンディングの定義を確認します。

クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる(wikipedia)

群衆から資金調達をするということですから、群衆から支持される事業でなければ資金は集まらないという仕組みです。

資金が集まらないということは、群衆が支持していないことになるので事業として難あり、つまり希望が薄いということを予測できます。

この点は株式による資金調達と近いのですが、クラウドになるとまた利用する層が変わってきますし、比較的小規模な事業でも利用ができる点で利便性があると言えます。

クラウドファンディングのメリットやデメリットの詳しい解説は価格.comさんが参考になります。

クラウドファンディングの基本的な知識である仕組みや市場規模、種類、メリット・リスクなどを解説します。さらに、クラウドファンディング比較表で国内サービス会社の手数料や最低出資額などを比較して検討することができます。

実はこのクラウドファンディング、墓地と無関係ではありません。クラウドファンディングを活用した案件はこれまでに存在しています。

今回はこのクラウドファンディングと墓地をテーマに記事にしていきます。

クラウドファンディングサイト

まず、クラウドファンディングのサービスをいくつか以下に紹介します。

安心と愛情たっぷりのクラウドファンディングを。充実のサポート体制で、だれでもあんしんしてクラウドファンディングを始められます。プロジェクト掲載数・PV数も国内No.1。
Makuakeは面白いアイデアが毎日続々と登場する国内最大級のクラウドファンディングサービスです。熱い挑戦を応援します。
地域 × クラウドファンディング FAAVOは、地域・地方に特化したクラウドファンディングのプラットフォームです。

それぞれに、特徴や扱っている案件の傾向が違いますので各サイト見比べてみてください。

クラウドファンディングはどれも同じ。

ということではないようです。それぞれの案件に合ったサイトを使い、資金提供者の趣向にもある程度考慮した利用が求められるということでしょう。

それはお墓のためのファンディングでも例外ではありません。

クラウドファンディング事例

お墓に関わる案件でどのような事例が存在するのか見てみましょう。

樹木葬のファンディング

広島の大型公園墓地「森の国墓苑」で、安価で管理費も不要、継承のご不安のない樹木墓を広島の自然の中に。生命の循環に沿った埋葬で、大切な命は森が引き継ぎ、やがて鳥や風が運びます。 - クラウドファンディング Readyfor

東広島市の樹木葬墓地ファンディングです。

ここはどうやら墓地を作るためのものというより販売に活用しているようです。

跡継ぎがいなくても、多額の費用をかけなくても安心の供養を!阿蘇のふもとに管理料不要で、永代供養される「樹林墓地」をつくります。 - クラウドファンディング Readyfor

永代供養施設「樹林墓地」を建設するための費用としてファンディングされています。

阿蘇のふもとに、安心・低価格の「樹林墓地」をつくりたいという理念の様ようです。

ペット用墓地のファンディング

2000年から東京都練馬区で地域猫活動を実践中。飼い主のいない猫の悲惨な状況を多く見聞きしてきました。小さな命を供養するための、お墓を作ります。 - クラウドファンディング Readyfor

猫専用のペット墓の設置に関する費用のファンディングです。

ペット専用の樹木葬霊園。現時点でまだ募集されているようです。

その他

家族や親族との縁も途絶えてしまっていることの多いホームレスの人々。死後、遺骨の引き取り手もなく、無縁仏として葬られてしまう方もいます。死後は「無縁」とならず、親しい人とのつながりを感じられるよう... - クラウドファンディング Readyfor

無縁仏となってしまうホームレスの人々が入れるお墓を建てるという目的があります。このプロジェクトは見事成功しています。

昨今少子化の影響で行き場のない遺骨や跡継ぎのいない夫婦の死後の不安を解消するために、少額でお墓に代わる納骨堂、そんな施設のある寺院を建設する - クラウドファンディング Readyfor

納骨堂設置のためのファンディングです。ここはもうすぐでプロジェクト成功しそうなので頑張って欲しいところですね。

ただ、この納骨堂はゆうパックでの送骨を受入されされる予定ということで、納骨堂経営許可が不許可にならないか心配ではあります。

お墓に関する資金調達を成功させるために

一般論としてクラウドファンディングはユーザー1人1人から一定額の資金提供をしてもらうわけですから、相当な準備と意気込みがないと成功しません。

クラウドファンディングを成功させるための考え方は↓のサイトが参考になるかと思います。

宮﨑大輔が青年海外協力隊・海外旅行・ライフハック・農業技術・ノマドライフ・一眼レフ撮影を紹介します

偶然なのかもしれませんが、上で紹介した樹木葬ファンディング事例を見てみると2件とも失敗しています。

両方とも安く樹木葬を利用できることを目的にしています。この目的が資金提供者から見ると訴えが届きにくかったのかもしれません。

一方で、成功した無縁にならないようにホームレス用のお墓を立てるという目的のファンディングはお墓の建立という目的が達成できないと、無縁になる。つまり漂流遺骨になるということが考えられるため訴えるものが強かったと言えます。

〔漂流遺骨〕孤独死による遺骨はどこへ 
遺骨を引き取ってくれる家族はいますか? 今、あなたが亡くなったら遺骨を供養してもらえる方はいますか? 不謹慎な質問ですが、他人ごとではないようです。 孤独死で亡くなった後に火葬、収骨までは自治体でしてもらるようですが、遺骨の埋蔵は親族に引き取りを求めることになります。 そ...

最終的に、資金提供する側がファンディングが成功することでどのようなメリットを享受できるか、社会的な意義などを理解できるかが肝でしょう。

積極的に活用しましょう

積極的に活用したいところですがリスクや費用もあります。

以下のようなことを見極めながらということになるでしょう。

・紹介動画や掲載に必要な素材の準備・制作費用
・SNSやサポート対応、アップデートなどファンディング中の人件費(期間の設定により大きく変わります)
・クラウドファンディングサービス利用の手数料(日本の多くのクラウドファンディングが20%程度になります)
・リターンの制作費用
・リターンの配送費用

みなさん、いざクラウドファンディングをしようと思った時に、多くの人達が資金調達やプロモーションなどメリットに注目がいくことでしょう。 確かに多くのファンを巻き込み、自分たちのプロジェクトが実現可能にな

墓地や納骨堂を経営したいが、資金的な問題で諦めていたのであればこのような資金調達方法があるということで、必要な額の一部を募集することは可能だと思われます。

墓地だけでなく、寺院本堂の改修費用など、歴史的価値を見出せるものであれば利用する価値はあるでしょう。